2013年07月08日

参議院選挙後の金融・不動産の投資環境は?

参議院選挙も自民党の圧勝、歴史的な大勝になると確信しています。安倍さんって、これほど演説が上手だったかと感心しています。
一番になろう!というフレーズは。民主党のレンホウとかいう元キャンペーンガール議員が「二番じゃダメなんですか!」で物議をかもした時に、一番になろう!が生まれたらしいのですが、ナンバー・ワンというフレーズは日本人好みですよね(笑)
オンリー・ワンは弱者の論理(逃げの論理)、ナンバー・ワンは強(勝)者の論理と云いますが、日本人特有の島国根性からの劣等感(海の向こうの見えざる文化への憧れ)から、世界一へのこだわりが強いという分析もあります。
さておき、参議院選挙後の投資環境に変化はあるでしょうか?
忘れてはならないのは、ほんの半年ほど前、例えばEU危機、例えば中国経済への懸念・・・。そういう状況はアベノミクスとは無関係です。逆に言えば、EUや中国、ブラジル、インド、ロシアなどの新興国経済が頭打ちする中、日銀の超大胆な金融緩和により金融投資の環境が一気に明るくなった日本へ、それら新興国に滞留していた投資資金が大挙流入した。
当然、逃げ足の速い短期資金ですから、津波のようなモンで、一気に来て一気に引くという投資スタイルです。したがって、ドンドン上昇して、5月に一気に急落した。
参議院選挙までは、株式相場においては、もみ合いの中、小さな津波現象を起こすような展開になるでしょう。為替については、様々な見方はありますが、日銀による大胆な金融緩和は=ドル買い介入と同じ作用をするので、当面は円安の流れでしょうが、基本トレンドとしては、円高だと考えています。
数年以内に1米ドル=50円の方向性に変化は無いと確信しています。
ともあれ、目先ですが、クライアントさんには日々細かい指示を出しているところですが、基本的には短期スタンスであり、選挙後は再びキャッシュポジションを高める考えです。為替取引も当分静観です。
どうしても気になるのは、デフレーターの数値が改善しない、大量に出回ったドルの信認に懸念がある、EU情勢は依然として不安定である、中国・ロシアの経済活動が滞留している、なにより日本の経済が良くなるかどうか?に大いに懸念がある。
以前から何度となく確認するように、自民党の復権=アベノミクスの効果以上に米国による金融緩和効果によって、この半年、日本の輸出産業は恩恵を受けた。黒田さんは、確かに円安を早めたが、素地は3度にわたる米国の大胆な金融緩和の効果である。
米国FRBは、そのドル紙幣を回収しようとしている。だから、新興国の経済活動が止まろうとしている。そのショックは、大胆な施策ゆえに大きなモノになると予想する。それをショックの大きさを見て、黒田さんがした金融緩和(アベノミクス第一の矢)に対する副作用の不安が爆発する懸念がある。
参議院選挙後の金融・不動産など資産投資の環境変化には十分な想定と覚悟が必要であると考えています。



posted by FPの森 at 17:32| 京都 ☀| 家計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月23日

株価急落を受けて・・・♪

本日、株価が急落しました↴ 
バーナンキ連邦準備理事会(FRB)議長のタカ派的な発言や5月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数
(PMI)が悪化したことなどが嫌気したと解説されている。
私のことで、恐縮&僭越ながら、ご相談いただいている顧問先様へは、奇跡的な事ではありますが、おそらく偶然と運の良さ以外の何物でもないと思うのですが、昨日中に株式の持ち高を解消して、次の投資に備えるべく現金化してくださいと連絡したとこでした。(今、私は神のように言われています(^_^;)
そう思った理由は、これまでも相場の上昇スピードが早過ぎることへの警戒感を常に持っていたところに、日銀会合で黒田総裁が長期金利上昇に関する見解を述べたのですが、その内容が予想以上に???だったこと、貿易収支が大幅な赤字であったこと、加えて中国の経済状況への不安を持っていたので今日発表されるPMIの懸念(予想も悪いというモノでしたが、発表した数値は予想より悪かった)、7800円スタートで2倍(約15600円)を目安にしていた、ということから判断して「売り」としました。
当たると気分爽快!(^^)!断わっておきますが、全体の相場観は伝えますが、決して個別銘柄は指示しませんので、あしからず(#^.^#)
さて、運の良さ100%からのラッキー自慢話はさておき、これからどうなるか?
結論からは、この上昇相場は期間的には始まったばかり、大相場になるとしたら、過去の大相場の例からしても最低でも2年、長くて3年半は続くはずです。その間、山あり谷ありを繰り返しながら、上昇していきます。今日の下げは初押しと考えることができます。株価が上昇に転じた原因(米国景気と日銀の金融政策)に変わりが無い以上、急ピッチな株価上昇の中、適当な短期調整局面を市場が求めていたのかもしれません。そういう意味では、今日の下落幅は大きなモノですから、押し目局面は短期で終わって、再び上昇していくか高値もみ合いになる可能性があります。いずれにしても、夏の参議院選挙までは高値圏での展開となるでしょう。
当面は、円安や長期金利の上昇など経済にマイナスに働く要因をクローズアップしての調整局面になると思いますが、下落に転じるような相場にはならないと思います。
さて、如何なモンでしょうかねぇ〜(*^_^*)



posted by FPの森 at 17:34| 京都 | 家計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月17日

アベノミクス・・・。

やはり懸念がある。
株やFXは、はっきり言って、棚ボタみたいな感じ、誰でも(ド素人でも)儲かる相場付きになっている。この相場で儲けずして、いつ儲けるの?というくらい、他力本願そのものです。誰でも参加さえすれば儲かる・・・。いつまでか?
政府・日銀は、物価(CPI)を上げるという表現を使っているが、真はGDPを上げるということでないと意味がありません。CPIは家計消費に限定した消費者物価指数ですから、円安になって輸入価格が上昇すれば、その分CPIは上がります。(コアインフレ)一方、GDPは、ご承知の通り、家計消費の他に設備投資、政府最終消費支出、民間在庫品増加などに加えて、当然のことながら輸出入も入ってきますので、その影響もあります。わかりやすい現象として、石油製品などの輸入品価格が上昇している中では、CPIは上昇するのに対し、GDPでは製品価格に転嫁されない限り、下落に働きます。
このため、2005年〜2008年、2011年〜2012年にCPIの下落はなかったが、GDPは下落しました。実は、このGDPデフレーターの下落をデフレ経済という実感を生じさせたというのが、多くの経済学者の主張です。私もそう考えています。何故、GDPデフレーターが下落するのか?
2005年〜2008年にかけて大企業とりわけ輸出産業・不動産・金融は業績が上がりましたが、GDPデフレーターは下落(輸出価格−輸入価格=マイナス)しました。為替水準(当時は110円代)が今より円安であるにもかかわらず、GDPデフレーターはマイナスでした。日本が輸入価格に大きな影響を受ける構造になっている証しです。
アベノミクスで、円安になり、大企業の業績は好転しました。しかし、それは為替差益が出たということで、ドル換算での売上が増加したわけではありません。ドル換算での売上が増加しないとGDPデフレーターは上がりません。GDPデフレーターが上がらないと2005年〜2008年当時のように、戦後最大の好景気という統計にもかかわらず、家計に何らの実感が無い状況となりかねません。
今より円安になれば(100円台とか110円台とか)、間違いなく、コアインフレに働きます。それだけでは家計の圧迫要因です。為替差益の恩恵を受ける企業の業績は上がりますが、ドル換算での売上がグローバルな市場で実現しなければ、GDPデフレーターは上がらず、家計収入の増加も実現しないでしょう。実感無き好景気になります。不動産と株の価格は上昇するが、給与に依存する家計の所得は増加しない。増加しないばかりか、CPIの上昇により家計の状況は悪化します。
そうなれば、消費が委縮しますから、アベノミクスの成果は得られないということになります。不動産も株も、期待から買われて上昇した流れは一変し、大暴落が起こる可能性は十分にあります。万が一、そうなれば、そうなれば・・・想像すら恐ろしいのですが、政府も日銀も打つ手が無いでしょう。
今は、株もFXも非常にわかりやすい相場付きですから、誰でも参加さえしていれば勝手に儲かります。問題は、いつ退場するか?です。その意味で注視してもらいたい統計は、CPI(消費者物価指数)ではなく、GDPデフレーターです。この数値が上昇ぜす、CPI(特にコアCPI)が上昇傾向になっていれば、懸念が現実化する可能性が大きくなっていると理解して良いでしょう。
もしかしたら、日本は、人口減少・少子高齢化の影響により、物価は緩やかな下落もしくは安定という表現が正しかった言える状況であったのではないでしょうか?皆が言うような、デフレ経済いう表現から受ける悪い状況ではなく、人口構造の変化に影響を受けた正常な物価形成をしていたのかもしれません。
さて、どうでしょうか?





posted by FPの森 at 16:51| 京都 ☁| 家計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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